PROFILE

鼓代弥生(美術家/太鼓演奏者)
1978年札幌市生まれ。

◎作品について

自身の知覚・身体を通じ、目に見えない事象や心象風景を描いています。

作品や表現に思うイメージ
「自然と人工の対比。産業革命以降、私も含めわたし達はその環境で暮らすことを選択。
目に見えない世界のプラットフォームの中。
循環、永続性、コミュニケーションと相互扶助を心の何処かで探しつつ。
この世に生を受ける前に交わした約束を思い出す行為。」

ここ数年は、制作を開始した当初よリも、鈍色や淡い色に心が動き、
自身の身体性におけるリズム、または身体の思うがままに自然と少ない手数での抽象表現を行うようになりました。

それらのイメージは、キャンバス上に物質としての色彩を感じつつパターン・ストロークで描き、
また、木彫平面の時は彫刻刀で彫ることで支持体の物質性を感じ取っています。

私生活において出産後から自身の身体と対峙することが多くなり、必然的にダンス、太鼓など身体的な表現も行っています。

そのことが現在の絵を描く行為にも繋がり、または重り、眠っていた潜在的感覚が遊び始めてきました。
      鼓代弥生
【美術】
◎略歴
・個展
2012年 「鼓代弥生展」
                  (画廊喫茶チャオ)
2013年 「春ひらく、花めぐる」
                  (円山インディゴ)
2016年  木彫平面作品展「駅」
                  ( テンポラリースペース)
2017年 「GREEN SPEAKER」
                 ( taft-b)
2017年 「雲より出でて、花より生ず」
                 ( BAR &GALLERY卍)
2018年 「日日日常」(寿珈琲)

・主なグループ展
2015年 「SAPPORO ART MAP3」 
                (500m美術館)
2016年 「群青展」
                  (アートスペース201) 
2016年 MIXED MEDIA展2「月に道」
                  (画廊喫茶チャオ)
2017年 「脈」
                   (テンポラリースペース)

・ワークショップ
2011年 木彫平面ワークショップ
                (エルプラザ・札幌) 
2013年 参加型ライブペインティング
                (フリパ・新得町)
2018年 木のパーツでペイントブローチを
               作ろう
          (恵庭ものづくりフェス2018・恵庭市)

【音楽】
・企画 太鼓喫茶
・出演
   2014  ガンケフェス(新得町)
 2015 劇団風蝕異人街 「リア王」
   2016  劇団風蝕異人街 「邪宗門」
             NHK 北の文藝館 
   2017  指輪ホテル R.I.P.S SAPPORO
   2018 「月の儀式」 マルスカ・ロンキ 天神山アーティストインレジデンス

・受賞歴
2013年 「第一回 コンテンポラリージャンベコンクール」 ソロ部門 準優勝
2014年 「第二回 コンテンポラリージャンベコンクール」 ユニット部門 優勝 技術賞 芸術賞